TETSU ART PLAZA テツ・アートプラザ

お知らせ

日本画家・川﨑麻央による≪水戸今昔譚≫のご紹介


2月14日、テツ・アートプラザのグランドオープンに合わせて、日本画家・川﨑麻央による新作≪水戸今昔譚≫を「niko and ... COFFEE」で初披露しました。画題は、水戸黄門こと徳川光圀公や藤田東湖、河童やダイダラボッチなど、水戸や茨城にゆかりがある偉人、ならびに伝承に基づく怪異たちです。地元の方々から観光客まで、水戸の歴史や魅力を知っていただく機会となることを願っています。≪水戸今昔譚≫は全16図から成り、残り8図の完成は2027年の予定です。以下に画家のコメントと共に作品をご紹介します。

≪怪異来訪≫
常陸国に伝わる怪異たち(ダイダラボッチ・うつろ舟・河童)が水戸に新しい美術館ができたとの噂を聞きつけて一緒に訪れた。なるほど、ステキな建物だ!

≪かごめかごめ≫
豊田芙雄と楽しく遊ぶ子供達。

≪豊田芙雄≫
1845年生まれ。日本人初の幼稚園保母。教育者・思想家。
1887~1889年ごろ欧州へ渡航し、特にイタリアを拠点に教育・学術事情の調査をした。黒いドレスは当時の残っている写真を参考に描いた。

≪藤田東湖の一日≫
東湖はかなり熱い人物で早朝から勉学に励み、書物を覚える時は歩きながら音読し、身体全てを使って考えを練り上げていく人物だったようである。

≪藤田東湖の幽霊講義≫
情熱的だった東湖の人となりを私なりにイメージして表現した。
ある日、弘道館にお化けが出たと噂になり皆が恐れる中、
東湖「お化けは私の講義が聴きたいがために現れるに違いない!」
幽霊・皆「、、、、。」

≪徳川斉昭と藤田東湖≫
あんこう鍋を食べながら斉昭にも臆することなく色々と意見する藤田。
斉昭も楽しそうに話を聞いている。

≪史を背負う光圀≫
光圀は幼少期から本の虫で、中国史・日本史・儒学を学び、のちに大日本史を書く。
少年期からすでに歴史に対して使命感を持っていたように感じた。
日本で最初期レベルの文化財保護の感覚を持っていたとされ、水戸周辺の前方後円墳もきっと調査し記録したのではないかと想像し描いた。

≪光圀、初めてのラーメン≫
朱舜水は光圀の儒学の先生として水戸に迎えられた中国の儒学者。
朱舜水は中国の食文化も光圀に伝えたとされ、その中で中国式の麺料理を振る舞ったのではないかと言われている。

川﨑麻央 略歴

伝統的な日本画の手法を取りつつ、躍動感あふれる力強い筆致や、ダークトーンからポップな色彩に至るまでを自在に操る。

日本神話や民話など土着的な世界に関心を寄せ、また出身地島根県西部の里神楽(さとかぐら)や、幼少期の記憶を題材に制作を行っている。

島根県益田市生まれ

2014年 東京藝術大学大学院修士課程日本画修了。同年再興第99回院展で初入選
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程日本画修了
2018年 初個展「川﨑麻央日本画展ー神遊びー」(日本橋三越本店)開催
2020年 絵画の筑波賞展2020で奨励賞受賞、再興第105回院展で第26回天心記念茨城賞・奨励賞受賞
2021年 第8回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選
2022年 再興第107回院展「音楽室は根の国」日本美術院賞・東京都知事賞
2024年 再興第109回院展「算」日本美術院賞
現在   日本美術院招待、東京藝術大学日本画テクニカルインストラクター

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