TETSU ART PLAZA テツ・アートプラザ

クヴェレホール

クヴェレホールについて

明治42年(1909)に、水戸藩に仕えた川崎八右衛門が設立した川﨑銀行の水戸支店として建設されました。川崎銀行の2代目は建築道楽と言われたほどで、香取市、横浜市、千葉市などにも瀟洒(しょうしゃ)な洋風建築の旧川崎銀行が残っています。

現存する銀行店舗としては、水戸の建物が最も古いようです。この建物は新家孝正(にいのみたかまさ)の設計によるもので、正面に車寄せがあり優雅な屋根を持つ本格的洋風建築で、当時水戸の名物的存在だったようです。昭和20年(1945)8月の空襲で外壁と金庫を残して焼失しましたが、戦後増築・改修されて、2019年2月まで三菱UFJ銀行水戸支店として使用されていました。

私たちはこの旧銀行棟をクヴェレホールと名付け、皆さまがゆっくり過ごせるような場とし、地域の芸術文化活動などを行う方々にご利用いただくことを考えています。

時には演奏会などのイベントを開催したり、雰囲気のある空間を活かした多様な使い方ができるようになればと思っています。

建築の見どころ

旧銀行棟は、外観はほぼそのままに、国産のケヤキ材を贅沢に用い、屋内の壁面、床、天井、窓枠などを改装しました。当初のままのトップライトからは自然の柔らかな光が降り注ぎます。

演奏会や講演会などのイベントの開催に備え、防音効果を得るための二重窓構造にし、照明や空調等の整備を行いました。また、ホールの内壁の一部には、敷地内に残存していた明治期のレンガを再利用し、歴史を感じさせる空間となっています。